自分で育てた野菜を収穫して食べれるなんて、想像しただけで楽しそう。
家庭菜園を始めるのはとてもウキウキするわ。
もちろん楽しみだけど不安もあるよ。
迷ってるだけじゃ何も進まない。まずは簡単なところから始めようと決めました。
それで手にしたのが『袋栽培でかんたん野菜づくり』。
「えッ、袋で栽培できるの?」と疑問には感じました。
でも「かんたん」という言葉に目がいき最終的に購入。
これからその感想をレビューします。
【概要】かんたんに始められる栽培方法
まずはじめに伝えているのは袋栽培の特徴。
容器に土を入れて栽培するもの。
袋栽培は鉢やプランターなどの栽培方法と同じ。
移動や片付けは楽。どこでもできるしすぐに始められます。
袋栽培の基礎的な知識もしっかり説明。
野菜作りのサイクルを知るのにはとても役立ちます。
ただ写真は少なめでやや文字が多い印象。
また野菜40種類の作り方も網羅。A5サイズのコンパクトなサイズながら丁寧に細かく記載。
出版社 | 秀和システム | |
発売日 | 2021/3/11 | |
著者 | 梁川 正 | |
単行本 | 144ページ | |
サイズ | A5 | |
袋を容器として育てる栽培法。40種類の野菜の作り方が掲載。栽培プランをもとに初心者でも手軽に始められる。 |
【要約】袋栽培の知識と進め方
この本で紹介しているのは主に次の2点。
- 袋栽培における基本的な知識
- 野菜それぞれの栽培方法
もう少し補足します。
基本的な知識
まず基本的な知識では野菜づくりの方法が紹介されています。
- 土や袋や道具類
- 苗の準備から種まき・苗の植え付け
- 水やりや追肥など
野菜作りの一連のサイクルを細かく説明。
大まかな流れをつかむにはとても役立ちます。
ただイラストはあるものの文字が多い。なので読み込まないといけません。
個別の野菜の作り方
個々の野菜作りではイラストを添えてしっかり解説。
ミニトマトやキュウリ、イチゴやネギなど40種類の野菜が載っています。
栽培カレンダーや適切な袋の容量。野菜各々の簡単な特長も記載。
野菜についてより深く理解できます。
初心者にも十分な野菜作りの内容ですね。
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プランターやコンテナ、コップを使って家庭菜園をしています。
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目次
この本の目次は次の通り。
『 袋栽培でかんたん野菜づくり 』より引用
- はじめに
- (PART-1)袋栽培の基礎知識
- 土を準備しよう‥‥
野菜がよく育つ肥料を準備しよう‥‥
袋の置き方を考えよう‥‥
ポットに種をまいて苗を育てよう‥‥
追肥をしよう‥‥
袋栽培で気をつけておきたいこと‥‥
※ その他19項目
- (PART-1)袋栽培の基礎知識
- 置く場所を決めよう‥‥
オシャレに袋栽培を楽しもう‥‥
野菜にはどんな種類がある?‥‥
育てる野菜を決めよう‥‥
土を準備しよう‥‥
野菜がよく育つ肥料を準備しよう‥‥
道具をそろえよう‥‥
袋を準備しよう‥‥
袋の置き方を考えよう‥‥
栽培方法を確認しよう‥‥
種を選ぼう‥‥
苗を選ぼう‥‥
種まきをしよう‥‥
ポットに種をまいて苗を育てよう‥‥
ジッパー付き食品保存袋で苗を育てよう‥‥
袋を使った「養液栽培」を楽しもう‥‥
苗を植えつけよう‥‥
水やりをしよう‥‥
追肥をしよう‥‥
病害虫の対策をしよう‥‥
支柱を立てよう‥‥
緑のカーテンをつくろう‥‥
袋栽培で気をつけておきたいこと‥‥
2作目の準備をしよう‥‥
家族みんなで楽しもう‥‥『 袋栽培でかんたん野菜づくり 』より引用
『 袋栽培でかんたん野菜づくり 』より引用
- (PART-2)袋栽培で野菜づくり
- 春~夏頃に栽培を始める野菜
- ミニトマト‥‥
ナス‥‥
ピーマン‥‥
キュウリ‥‥
ジャガイモ‥‥
サツマイモ‥‥
※ 他17種類の野菜- 夏~秋頃に栽培を始める野菜
- イチゴ‥‥
キャベツ‥‥
ブロッコリー‥‥
ハクサイ‥‥
ネギ‥‥
ホウレンソウ‥‥
※ 他11種類の野菜
- (PART-2)袋栽培で野菜づくり
- 〈 春~夏頃に栽培を始める野菜 〉
- ミニトマト‥‥
ナス‥‥
ピーマン‥‥
キュウリ‥‥
ニガウリ‥‥
スイカ‥‥
カボチャ‥‥
トウガン‥‥
ヘチマ‥‥
エダマメ‥‥
ラッカセイ‥‥
スウィートコーン‥‥
オクラ‥‥
バジル‥‥
パセリ‥‥
モロヘイヤ‥‥
シソ‥‥
ツルムラサキ‥‥
ジャガイモ‥‥
サツマイモ‥‥
ヤマイモ‥‥
サトイモ‥‥
ショウガ‥‥- 〈 夏~秋頃に栽培を始める野菜 〉
- イチゴ‥‥
キャベツ‥‥
ブロッコリー‥‥
カリフラワー‥‥
ハクサイ‥‥
ミブナ‥‥
チンゲンサイ‥‥
ネギ‥‥
タマネギ‥‥
コマツナ‥‥
シュンギク‥‥
ホウレンソウ‥‥
リーフレタス‥‥
ダイコン‥‥
ニンジン‥‥
コカブ‥‥
ハツカダイコン‥‥『 袋栽培でかんたん野菜づくり 』より引用
【良かった点】初心者にも役立つ栽培法
読んでよかったのは以下の3点。
- 簡単にどこでも栽培できること。
- 大まかな野菜作りのサイクルが分かったこと。
- 意欲が湧いて興味がもてる中身。
もう少し詳しく述べます。
簡単にどこでも栽培
まず袋栽培は鉢とかプランターなど容器を使って植物を育てる方法の一つ。
それらと同じように栽培すればいいので簡単に取り組みやすい。
イメージとしてはとっつきやすい感じね。
玄関先やベランダなどのちょっとしたスペースで栽培OK。
野菜の作り方は割と細かく書かれています。
でも文章が多くて読むのは少し面倒くさい印象。
読めばちゃんとした知識をえられる。すごく役立ちそう。
大まかな野菜作りのサイクルを理解
それに野菜作りの全体像、アウトラインに触れることができたのも大きな収穫。
全体像を把握することで個々の育て方の理解も進みます。
どちらかというのではなくどちらも大事です。
ただ一度読んだぐらいではなかなか身につかない内容。
繰り返しで読むぐらいがちょうどイイ感じですね。
意欲が湧き興味がもてる中身
また管理人が注目していた5つのポイントのうち次の3つが該当。
- 作ってみたい意欲がわいたか
- 本の著者に興味がもてたか
- 栽培カレンダーが掲載されてたか
中でも著者には興味津々。農学博士だけあってしっかりと詳しく解説されていました。
読むことを億劫がらなければ役に立つこと間違いなし。
【残念な点】文字が多い紙面構成
あたかもデメリットかのように感じたのは‥‥
- 文章が全体的に多くて読むのが大変だったこと。
文字だけだと理解するのが難しいし直感的に分かりづらい。
文章を読み込むにしても時間がかかる。
まだまだ家庭菜園に対して知識や経験が不足。
初心者にとってはちょっとしんどい。やはり写真や図があるととっつきやすくて理解しやすい。
初心者向けだからこそ、もっと多くあったらという気がするね。
その方が不安が少なく前に進むことができますから。
ただ書かれていることは本当に大事な必要なこと。
読みさえすればしっかり役に立つのは間違いありません。
【まとめ】菜園作りノウハウだけでなく理解が深まる本
袋でも野菜が作れるというので惹かれた本。心理的にもハードルが下がりました。
この本を読んでの結論をいいますと‥‥
もちろんこの本を参考にしての野菜作りは可能。
それに限らず栽培の途中でも終わってからでも読み返したらいい本だと感じました。
読み直すことでより深く理解できるし身につくよね。
良かった点・残念な点をもう一度まとめます。
しっかりした知識を身につけながら野菜作りがスタートできます。
確かに読み込むのは時間もかかるし面倒くさい。
でも読めばちゃんとした知識が身につくし役に立つもの。
時間をかけてじっくり読んだ方がいいですね。
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