そうめんや冷奴などの薬味によく使われる夏の香味野菜みょうが。ちょっとした苦みや爽やかな香りがクセになります。
でもみょうががどのような生え方をしているかなんて想像したことはないですよね。
ところが知人の家庭菜園での農業体験中に収穫をお手伝い。
初めてみょうがの生え方を知りました。
そこでみょうががどのように生えているのか、どのような環境がいいのかをお伝えします。
株分け後に育てるうえでも参考になりますね。
みょうがの栽培に適した場所とは
みょうがは日陰でも育つので家庭菜園でも簡単に栽培できます。
次の三つの条件からみょうがの栽培に適した環境をまとめました。
- 日当たり
- 湿度や温度
- 土壌
もう少し詳しく説明します。
日当たり
直射日光が当たらない木陰や建物の北側などが適しています。
- いわゆる半日陰とよばれる環境
日が全く当たらない完全な日陰でも育ちます。
でも半日陰と比べると生育はやや遅くなることもあるかも。
逆に日光が当たりすぎると乾燥しやすくもなるので注意が必要。
湿度や温度
高温多湿な環境が適しています。日本の夏はまさにピッタリ。
- 20~25℃で活発に成長
- 高湿度な環境を好む
そのため乾燥に弱いので湿度を保つことが重要。
地中だけでなく空気中の湿度も高い方が好ましい。
とはいえ風通しの良さも求められます。
また耐暑性はやや強く、寒さには地上部分は比較的弱く、地下茎部分はやや強い。
土壌
土壌が乾燥するのは禁物。
- 肥沃で常に湿気のある土壌が適している
高い保水性だけでなく水はけの良さも必要です。水が溜まってしまうと根腐れの原因となるので。
また有機質の豊富な土壌が適しています。
野菜用培養土や腐葉土などを混ぜた土ね。
みょうがの生え方
実際に収穫のお手伝いをした場所でのミョウガの生え方を見ていきます。
生育場所
最初に収穫した箇所は日当たりのいい場所。地面に日が差し込むくらいでした。
ミョウガの茎がすっと伸びて細長い大きな葉が出ています。
次はあまり日は差していない場所での収穫。数多くのミョウガの茎が伸びてました。
地面は草や落ち葉に埋もれていてパッと見では分かりません。手で払いのけると見えてきます。
また別の場所ではミョウガが密集して生育。足元はよく見えないほど生い茂っています。
中には野生化したような箇所も。
ミョウガの葉や茎を分け入って探さないことにはなかなか見つけられない状態でした。
生えている個所
ではみょうがはどこに生えているのでしょうか。
左側の円の中にあるのがみょうが。右側の円は掘り起こした地下茎ね。
茎から横に伸びる地下茎にみょうがは生えます。
日が差し込んで明るいところではさほど難しくはないです。
でも草や落ち葉などが覆っている他の場所だとちょっと見つけづらい。
落葉などを少し取り除くとみょうがが見つけやすくなります。
好ましい生育環境
基本的には湿気があって日陰の所であればみょうがは育ちます。
でも長年作られている方の経験則からすると
- 全くの日陰よりも少し日が差し込むところの方がよく育つ
みょうがの生育環境を調べた時と同じ。半日陰が良いんですね。
採り方は
みょうがの採り方はとても簡単です。
- つぼみの根元をハサミで切りとる
- 手でパキッと折ってとる
みょうがの先が一部しか出ていない場合には、土を少し取り除いてからとるといいね。
よく食べるみょうがレシピ
そうめんなどの薬味として使われるのが一般的。
自分がよくやるのは納豆とカツオのたたきに添えること。
納豆掛け
毎日食べる納豆にネギとみょうがの千切りを入れます。
ネギが入ってるだけでも十分なんですが、みょうがが入ることで食感がよくなるので。
カツオのたたき
以前よく通っていた小料理屋で食べていたのがカツオのたたき。
白髪ねぎとみょうがが入ってて絶妙な味わいだったよ。
今でも忘れられない味なので真似てときどき作ってます。
まとめ
この度はみょうがの生え方や最適な栽培環境についてまとめました。
みょうがを長年育てている方の話でも
- 完全な日陰よりも少し日が差し込む方がよく育つ
つまり湿気があって半日陰の環境が適しているのね。
当初はみょうがの生え方がどうなってるのか全く分かっていませんでした。
でも収穫を手伝ったおかげで実際に生えている現状も確認。
みょうがの栽培に適した環境も理解できました。
記事にまとめた内容の大きなメリットは‥‥
単に知識が増えただけではありません。
みょうがを株分けして植え付ける際には役に立つね。
家庭菜園での栽培候補がまた一つ増えましたね。
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