家庭菜園をやってみたいと思っても最初の関門が畑の用意。
初心者ならベランダでプランター栽培も始めるのもいい。
でもできることなら畑で野菜を作ってみたいですよね。
そんな時の解決策のひとつがレンタル畑を利用するということ。
これならプランターで育てるよりも多くの種類の野菜を育てることができます。
虫がくる心配もないね。
そこではじめて利用するレンタル畑の探し方をまとめました。
あわせて探す上での基準や各種レンタル畑の特徴についても説明しています。
レンタル畑とは?
レンタル畑とは‥‥
畑自体は農家から企業が借りて、レンタル畑として代行して開設。
主な特長は‥‥
- 企業や民間が運営している
- 農機具の貸し出しがある
- 指導員のサポートがある
- 無農薬・無化学肥料で栽培できる
- 講習会やイベントが定期的にある
農機具の貸し出しで初期費用は抑えられます。
指導員のサポートがあれば安心してに家庭菜園に取り組めるね。
本格的に始める前にお試しとして利用するのもアリだね。
家庭菜園初心者や手軽に農業体験を行いたい人にとっては魅力的な選択肢の一つです。
体験農園との違いは?
似たようなものに体験農園が挙げられます。
体験農園の特徴は‥‥
- 農家自らが農園を運営している
- 農家が農作業をしっかりサポート
- 種や苗、農機具などは用意される
- 体験参加へは手ぶらでOK
- 料金は普通
農作業のサポートや農機具などはどちらでも用意。料金に差があったとしても極端な違いは見られません。
一番の違いは運営の主体。
- 運営しているのは農家か企業か
中には収穫などの体験がメインの観光農園的なものもあり。内容を精査することが大事です。
レンタル畑を探す基準
レンタル畑を選ぶ際に必要な基準を以下にまとめました。
- 家の近くに畑がある
- サポートが充実している
- 自由度がある
- 見学や体験がある
- 続けやすい料金となっている
もう少しくわしく説明します。
家の近くに畑がある
レンタル畑が家の近くにあるのはとても重要。
- 気になった時にすぐ見に行ける
台風や大雨、日照り後は気になる。
野菜を育てるうえでは観察は大事です。
成長の変化を見逃さないためには畑が近くあるに越したことはありません。
サポートが充実している
初心者は野菜作りのノウハウは持ち合わせてません。栽培に必要な知識やポイントをアドバイスしてもらえるのは助かります。
その結果‥
- 野菜作りが失敗しにくくなる
定期的に開催される講習会などに参加すれば栽培ノウハウを学べます。
サポートのおかげで初心者は安心して野菜を育てられます。
とはいえ自然が相手。うまく育たなかったとしても受け入れましょう。
自由度がある
レンタル畑の多くは農機具の貸し出しや指導員のサポート付き。育てる野菜や栽培スケジュールが決められていることも珍しくありません。
つまり自由に作れないってことね。
初心者だと迷うことなく野菜作りができるから心強いです。初期段階ではそれでもいいでしょう。
- 作りたい野菜を育てるのが本来の姿
それに自由度がある方が続けやすくもなります。
見学や体験がある
家庭菜園の一番の目標は野菜の収穫。でもそれだけでなく野菜を育てる過程自体も楽しみたいものです。
畑に出かけるのが待ち遠しいとなったら十分楽しんでいますね。
畑でリラックスできる、気分がいい、と感じてるのも同じこと。
それには見学や体験はとても重要です。
- 心地いい環境を確認する
環境が快ければ農作業にも楽しく取り組めますから。
続けやすい料金となっている
料金で大きなウェートを占めるのは入会金や月額利用料金です。
でもそれだけではありません。水やり代行の費用とか駐車場代もかかる場合もあります。
支払いは年払いで一度に払わないといけない場合も。
なのでオプションも含めた総額を調べないことには判断の仕様がありません。
- 続けやすい料金のレンタル畑を選ぶ
無理せずに払っていけるからこそ楽しめるというモノですね。
気になるレンタル畑5選
レンタル畑の種類についてまとめます。
- シェア畑
- マイファーム
- ベジ畑
似たような形態としては体験農園が挙げられます。先ほど述べているので繰り返しとなります。
また厳密に言えば民間でないことで市民農園はレンタル畑に属さないかもしれません。
でも機能的には似ているので取り上げます。
- 体験農園
- 市民農園
計5つのレンタル畑を分かりやすく説明します。
シェア畑
民間企業アグリメディアが運営している、サポート付きのレンタル農園。
首都圏や関西など全国137ヶ所に農園が用意されています。
企業が運営しているだけあって、手厚いサポートが用意されています。ただその分料金は高額。
基準項目 | 家の近く | サポート | 自由度 | 見学体験 | 料金 |
シェア畑 |
家庭菜園に興味はあるけど少し不安に感じている方には取り組みやすいかも。
マイファーム
株式会社マイファームが運営している体験農園。自分で作って自分で食べる「自産自消」を表明。
全国に120ヶ所の農園を展開しています。
最低限の施設は用意されていて十分なサポートが受けられます。初心者でも気軽に野菜づくりを楽しむことが可能です。
基準項目 | 家の近く | サポート | 自由度 | 見学体験 | 料金 |
マイ ファーム |
シェア畑ほど何もかも用意されていない代わりに、自分好みの野菜を育てられる自由度があります。それに月額料金は割安です。
ベジ畑
新潟で展開されているレンタル農園。
野菜作りの経験がなくても手軽に始めることができます。
都市圏にあるレンタル畑と比較してもサービスは遜色ない。ただ現在のところは新潟地区以外では利用できません。
基準項目 | 家の近く | サポート | 自由度 | 見学体験 | 料金 |
ベジ畑 |
新潟市及びその近隣の方には利用しやすい。畑の大きさは広めで利用料金は低価格です。
体験農園
体験農園は農家自らが運営しています。
農作業のサポートや農機具などは企業系のレンタル畑と同様に完備されています。
土壌や気候にも精通して長年作物を栽培。
プロ農家が指導・アドバイスをくれるので初心者でも手軽に野菜作りを始めることができます
基準項目 | 家の近く | サポート | 自由度 | 見学体験 | 料金 |
体験農園 |
自由度も高くて農家さんがしっかりサポートしてくれる上に料金はお手頃価格。
ただ探すのは一番大変かも。近い農園をいくつかピックアップして条件や内容をしっかり調べないといけないですね。
市民農園
市民農園は市区町村が開設・運営して市民に畑を貸している農園。
自分の栽培技術を活かすことができるので経験豊富な方には使いやすいかもしれませんね。
自分のやりたいようにできる自由度は高い。ただその反面、自己管理でやらないといけません。
基準項目 | 家の近く | サポート | 自由度 | 見学体験 | 料金 |
市民農園 |
利用期間の制約はあるけど自由度の高さは魅力的。
また畑を探すのはお住いの市区町村にあたるだけ。割と簡単に判明します。
【比較】レンタル畑の評価
先ほどレンタル畑の探し方基準を紹介しました。
- 家の近くに畑がある
- サポートが充実している
- 自由度がある
- 見学や体験がある
- 続けやすい料金となっている
上記の基準にそって各々のレンタル畑もそれぞれ評価しました。
その評価を一覧にまとめたのが下記の表です。
基準項目 | 家の近く | サポート | 自由度 | 見学体験 | 料金 |
シェア畑 | |||||
マイ ファーム | |||||
ベジ畑 | |||||
体験農園 | |||||
市民農園 |
サポートはシェア畑をはじめとする企業系レンタル畑や体験農園の評価が高い。あわせて見学会や体験会もしっかり用意されています。
反対に柔軟性や自由度においては市民農園や体験農園が高い評価です。
- 「家の近くで」というポイントは探しやすさで評価
シェア畑やマイファームはサイトを訪問して検索すればすぐ見つけれます。また市民農園についてもお住まいの市町村サイトから確認可能。
でも家の近くにあるのかどうかは検索してみないと分からない。
自分のような初心者にはサポートの充実はとても大事。見学会や体験会があるのもうれしい。
スコア的には体験農園の評価が高いけど、見つけるのは一番手間どるかもしれません。
どの点を優先するかで評価は大きく変わってきますね。
探し方はまず優先順位決め!近くから検索するだけ!
今回はレンタル畑の探し方をまとめました。
レンタル畑を見つけるにあたってはまず探し方の基準を設定。
5つのレンタル畑の特徴やメリット・デメリット、評価についてもまとめています。
その評価をまとめた一覧表も用意。
レンタル畑の評価の比較もしています。
シェア畑とマイファームの評価は高いものがあります。
初心者には見学会や体験会をはじめサポートの充実はとても安心。
どちらも初めて家庭菜園をするには良いサービス。
ただ作る作物を自由に選べる点で、管理人はマイファームを選びます。
でも初心者なのでしっかりサポートがある方がいいという方には、シェア畑は向いています。
それ以外にも重視したい事項があれば優先順位の上位にするべき。
ただどの点を優先するかは人によって変わってくるもの。
家庭菜園の経験の有無や作りたい作物があるかどうかでも変わるよね。
自分に合ったレンタル畑を見つけて家庭菜園を楽しみましょう。
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