先日、家庭菜園経験者の方からスリット鉢を教えてもらいました。
スリット鉢は鉢底石が必要ないなどの利点が多くあるみたい。
話の中から役立つ感じは何となく理解。
ただ家庭菜園初心者にとって必要なのかどうかは気になるよね。
そこでスリット鉢のメリットやデメリットについて調べることにしました。
そこで結論から言うと‥‥
その理由をこのあとくわしく述べていきます。
スリット鉢の概要
まずスリット鉢とはどういったものなのか。
特徴などを含めて簡単に述べていきます。
スリット鉢とは
スリット鉢は底や側面ににスリットが入ったもの。
形は円形、角型、六角形、八角形などさまざま。
色も定番のグリーンをはじめ黒や白や茶色もあります。
スリット鉢の特徴
スリット鉢の特徴をまとめると主に次の3点。
- 通気性がイイ
- 底に水が溜まらない
- 根詰まりを起こしにくい
それぞれのポイントについてもう少しくわしくみていきます。
通気性がイイ
一般的な鉢には底部に穴があるだけ。
でもスリット鉢には側面や底部に切れ込みが入っています。
すると切れ込み箇所の土は空気と触れることになる。
そのおかげで通気性が確保されています。
底に水が溜まらない
底に穴が一つだけの弊害は通気性だけではありません。
水が溜まりやすいのも弊害の一つ。
そこで鉢底石を敷いて対処。
水が余分に残らないようにしています。
根詰まりを起こしにくい
根詰まりの予防になるのも大きな特長の一つ。
植物を長い間同じ鉢で栽培することで、成長した根が鉢底で渦巻き状になるために、新しい根が伸びることができず、水分や養分の吸収ができない状態をいいます。
株式会社 サカタのタネ
根詰まりが起きると様々な症状が現れます。葉が黄色く変色する、水を吸収しない、水切れを起こしやすいなど。
でもすぐ枯れるわけじゃない。
とはいえ植物の成長にとって良くないのは確か。
大事なのは根詰まりにならないように取り組むことですね。
初心者も知っておくべきメリット
スリット鉢にはプラスティック製が多いので軽くて扱いやすいのもメリットの一つ。
スリット鉢そのもののメリットとして挙げられるのは次の3点。
- 根張りがいい
- 酸素の入れ替えがスムーズ
- 水はけがいい
もう少しくわしくみていきます。
根張りがいい
鉢の側面やそこに切れ込みがあることで根は下へまっすぐ伸びます。
伸びて外気に触れると成長はストップ。
それから、次の新しい根が生えてきますね。
それを繰り返すことで多くの根が張った状態に。
元気よく育つには根がしっかり張っていないとダメですから。
酸素の入れ替えがスムーズ
人間と同じように呼吸をしている植物には酸素が必要。
それを届ける役割をしているのが水やりだね。
その役割のひとつが水分の補給。
もう一つが土の中の酸素の入れ替え。
水が溜まらない、通気性が良い点は大きな機能。
それが活かされて酸素の入れ替えもスムーズに行われます。
水はけがいい
スリットが入っているおかげで不要な水分をスムーズに排出。
そのため鉢内部の水分は均一。管理がしやすくなります。
水はけが良いと根腐れも防ぐことができる。
鉢底石を敷く必要はありません。
初心者には難易度が高いデメリット
メリットが多いスリット鉢にもデメリットも。
特長を活かして賢く使うにはデメリットを知っておくことも大事。
デメリットとして挙げられるのは次のポイント3つ。
- 土がこぼれやすい
- 土が乾燥しやすい
- 虫が侵入しやすい
上記についてもう少しくわしくみていきます。
土がこぼれやすい
スリットが入るために土がこぼれることもあるといいます。
こぼれやすいのは次のような時。
- 土がとても細かい
- 根が成長していない
- 乾いた土での植え替え
土がこぼれやすい時には次のような対策が必要です。
- 受け皿を鉢の下に入れる
- 鉢底には粗めの土を使う
- 植え替えの時には水を土に含ませる
対策としてはかなり有効なモノ。必要な時には素早く講じていきましょう。
土が乾燥しやすい
メリットの一つに水はけの良さがありました。
しかしその反面、鉢の中の土は乾燥しがちになる。
その対策に挙げられるのが次の点。
- 水やりを忘れずに行う
- 保水性の高い土を使う
- 乾燥に適した植物を選ぶ
乾燥が激しい場合には迷わず取り組む必要がありますね。
虫が侵入しやすい
スリットから虫が入ってくることもデメリットの一つ。
侵入されるといくつかの被害を受けることに。
- 卵を産み付けられる
- 土や根から養分が吸収される
それには細かいネットを敷いてから土を入れるといった対策が必要になります。
スリット鉢の使用より今必要なこと
メリット・デメリットを理解することでスリット鉢の必要性はかなり判断できそうです。
ただ確認しておきたいのが次の2点。
- スリット鉢に適している植物
- 初心者に今必要なこと
簡単に説明します。
スリット鉢に適している植物
スリット鉢は果樹や野菜、園芸植物など全般に使えるモノ。
でも向いていると言われているのは
- 乾燥好む(乾燥に強い)植物
- 根を深く張る植物
特に根が深く張るクリスマスローズ等のバラはスリット鉢との相性が良い。
初心者に今必要なこと
スリット鉢には多くのメリットが存在。それは疑う余地などありません。
ただ初心者に今必要なことは
スリット鉢を使わないでもまず実践すること。経験すること。
まず従来の道具や育て方で野菜を作ってみることだね。そしたら結果がでるからさ。
何も始めてない状態だと薄っぺらい理解しかできません。
経験することでスリット鉢のメリットを実感できるハズ。
使うのはまだ時期尚早。初心者には今は必要ないかなと感じました。
【まとめ】役立つのは明白!後々使っても大丈夫!
今までスリット鉢のメリット・デメリットについてみてきました。
結論を申し上げますと‥‥
家庭菜園初心者には初めて間がない時には必要ないと感じました。
今回スリット鉢を調べていて理解できたメリット・デメリットを以下にまとめます。
- 根張りがいい
- 酸素の入れ替えがスムーズ
- 水はけがいい
うまく育てる上では大事なポイントばかり。
- 土がこぼれ落ちやすい
- 乾燥しやすい
- 虫が侵入しやすい
土がこぼれる、虫が入るというのはマズいこと。
経験していなくても何となく理解。
でも乾燥しやすい点は実感としては分らない。
乾燥状態を一度経験したらしっかりした知識となるよね。
管理人はスリット鉢の必要性は今は必要ないと判断しました。
でも種類や価格、口コミなどを確認することは無駄ではありませんよね。
ユーザーの口コミを確認する上ではこちらのページが参考になりましたので紹介しておきます。
また下記に最新の価格順に並んでいる「最安値ショップ」があります。
よかったら価格の確認にご活用ください。
コメント