すいかを栽培したいと思っていても、家庭菜園初心者だとちゃんと育てられるか不安。
本やネットで調べれば、ひと通りスイカの育て方は出てはきます。
野菜作りの経験がないと難しいこともあるよね。
摘心や受粉などの作業は今一つピンとこないんじゃない⁉
そこで例年すいかを作り続けている方の作業を写真に記録していきます。
成長を追跡していくことで‥‥
- 時系列にそったスイカの成長が確認できる
あくまで写真によるイメトレとかシュミレーションにしかに過ぎません。
でも疑似体験を通して理解は深まるので、育て方もマスターしやすくなるはずです。
昨年までのスイカの出来栄えは?
スイカは量は多くないにしても毎年毎年作り続けていました。でも出荷はしていない。
自分ちで消費したり友達にあげたり。あくまで家庭菜園の位置付け。
収穫期になると10個前後のスイカを収穫。
昨年採れたスイカの中には8㎏ぐらいのモノもあったような。
それなりの大きさの大玉スイカを育てていました。
スイカの特徴
春から夏にかけてが栽培時期で約4ヶ月で収穫できます。
南アフリカ原産のウリ科。水分が90%を占め高温乾燥に強い野菜です。
ビタミンやミネラルが程よく含まれていて、夏に食べるのにぴったりな野菜ですね。
ただ連作障害が起こるので、4~5年は同じ場所で繰り返し作ることはできません。
育て方のポイント
育て方のポイントを簡単に説明します。
種まき・育苗と間引き
- 種まき:
3月下旬から4月中旬頃。約1㎝の深さで浅めにまく。
直まきでも大丈夫ですが、低い気温の時期はポットまきがおすすめ。
地温が15℃以上である点を確認しないとね。
- 育苗:
4月初旬にポットに種を蒔いて育苗。本葉4〜5枚の苗に仕上げる。
- 間引き:
発芽後に本葉が1~2枚になったら、元気な苗を1本残して間引き。最終的には本葉4~5枚に仕上げる。
土をかぶせたら軽く押さえる。土の表面が乾燥しないように水を与える。
植え付け・定植
- 植え付け・定植:
本葉が4〜5枚出たら晴天の午前中に畑に定植。
日あたりを十分確保するために株の間隔は1m以上。
- 植え付けは気温が十分に高くなってから行う。
適した環境
- スイカに適した環境は高温と強い光と乾燥した自然環境。
- 水はけがよくて日当たりの良い場所も適正。
栽培管理
マルチング、支柱立て、整枝、摘心、乾燥対策、人工授粉、追肥、玉直しなど多くの作業が含まれる。
- 摘芯:
摘芯とは生長点の先端を摘み取る作業のこと。
子づるの生長を促進させる効果を狙う。 - 敷き藁マルチ:
敷き藁の目的は気温の上昇を抑え適度な温度を維持する保温、
過度の湿度から守る防湿、
降雨時などの泥跳ねによる病害虫の防止など。 - 人工授粉:
果実が大きくなるには受粉が必要。雄花の花粉を雌花にこすりつけて受粉させる。
晴天の早朝に行うのがポイント。
- 追肥と摘果:
果実が鶏卵大になった頃に追肥を行う。
更にソフトボール程度に肥大したら形の良い方を残して摘果。
元肥は控えめにし追肥で調整する。
- 玉直し:
実の色むらを防ぎ形を整えるために、実の位置を変える。
収穫
- 種をまいてから収穫まで約4か月。
- ツルが枯れたとか叩くと低い音がするのは一つの目安。また受粉してから40~50日も目安に。
目安は品種や栽培環境によっても変化するね。
成長の記録
スイカ栽培の方法は大きく分けて二つ。タネを蒔いて育てるのと苗から育てる方法。
今回のスイカの成長の記録では、苗の植え付けから始めます。
購入した苗の植え付け
4月末にすいかの苗3株を購入して植え付け。
植え付け直後なので苗の周囲を紙袋で保護しています。
苗の成長具合
苗を植え付けてからの成長の様子を記録していきます。
生育不良
定植してからさほど日が経っていない5/8の写真から。
苗は葉が大きくなっていないし元気がない。順調に生育してるとは言い難い状況。
その後、天候不順があり苗がしっかり育たなかった。
- 寒さから守るには苗ドームの使用も一つの方法
苗の再植え付け
新たに苗を買い替えて再度植え付け。
- 苗が例年並みの成長を見せなかったので早期の決断
水やりは水のやりすぎにならないように適宜行います。
5月29日
新しく購入した苗はツルを伸ばして成長しています。
ただ3株のうちの一つの生育はあまりよくありません。
6月14日
その後も順調に成長。蔓もかなり広範囲に拡がっています。
例年に比べると成長が少し遅れています。
一時は「今年はできないかも⁉」と弱音を吐いたけれど今は一安心。
日光や暑い日が続けばちゃんとスイカができそうな期待感があります。
定植アクシデント!再植え付け後は順調な生育
4月末からおよそ2ヶ月弱、スイカの成長を追ってきました。
最初の頃は苗が上手く育たず2度の植え付けを経験。
そのかいあってか現在は三株のうちの二株は順調に成長しています。
スイカのツルもかなり広範囲にまで伸ばしているので、これならスイカが成るのも期待できそう。
( ※ 6/14付画像 )
残りの一株もようやく成長しそうな気配がみられます。
最終的にスイカが収穫できるまでをしっかり記録していきます。
コメント